コアラ先生

睡眠障害は、身体的に疾患があるときにも起こりますが、精神的な疾患を患っている時にもおこりうる病気です。

睡眠に乱れが生じると、日常生活にも影響を及ぼしてきますよね。眠れないことでストレスを抱えることもあります。

今回は、睡眠障害について紹介します。

睡眠障害の要因とは

睡眠に関する障害を不眠症といいます。不眠症と精神疾患にはとても深い関わりがあります。精神疾患は様々な睡眠障害を引き起こすのです。

精神疾患は人間関係やストレス、生来の性質などいろいろな要因により、心の状態などから起こる精神の病で、統合失調症、神経症、うつ病、躁病、人格障害などがあります。

精神疾患との関係

精神疾患の中でも、特に睡眠障害に関わりがあるのがうつ病です。うつ病の人の大半は不眠の症状があるといえるでしょう。うつ病は、ホルモンの一種であるセロトニンが減少し、また睡眠に関わるホルモンのメラトニンの分泌も減ることがあります。

うつ病はひどくなると自殺願望が起こることがありますが、不眠はそれを悪化させる危険があります。躁病も同様で、早めに医師に相談し適切な治療を受けることが大切です。

統合失調症と睡眠について

統合失調症(精神分裂病)は、思考や感情がまとまりにくく幻覚や妄想などの症状があります。意欲、行動、認知、自我意識など精神機能の障害がみられ、社会生活に支障をきたすことがあります。統合失調症は睡眠障害と深い関わりがあり、症状を悪化させることがあります。

レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルがうまくいかないために、安らかに眠ることができなくなるのです。病気の悪化と共に不眠の症状も悪化して、強迫観念や不安などが強くなるといった深刻な状態に陥ることがあります。このような統合失調症には、しっかりとした治療や社会的な援助などが不可欠になります。

神経症と睡眠について

神経症は心の障害の中で最も多く、人口の10%以上が何らかの形で患っているといわれています。心理的なことが要因で生じる心身障害で、不眠症を併発することが多いものです。神経症の症状の一つである予期不安は「今日も眠れないかもしれない」「眠れなかったらどうしよう」などと不安になることで悪循環になります。

適切な治療を

その他人格障害なども、精神が不安定で人間関係がうまくいかないなどの要因から睡眠障害をもたらすことがあります。睡眠障害の原因になっている精神疾患を特定して、それに合った対応や治療をすることが大切です。