コアラ先生

精神疾患と不眠とは深い関係があります。統合失調症も不眠と関係がある疾患の一つです。

統合失調症の症状は様々ありますが、代表的なものが幻聴、幻覚です。これらが聞こえたり見えたりすると、不安になり不眠をもたらすことになります。

今回は、不眠と統合失調症について紹介します。

不眠と精神疾患について

イライラや悲しいことがあると一時的に不眠の症状が出ますが、その気持ちが解消されるとすぐに不眠の症状も無くなります。しかし、いつまでも心が不安定な状態であれば、睡眠の質が下がってしまい、辛い睡眠障害に悩まされるようになるでしょう。

長く精神的に不安定な状態が続くことを精神疾患と呼びますが、睡眠障害が精神疾患の原因になることがありますし、逆に精神疾患が睡眠障害を引き起こす例も存在します。

不眠に関係する精神疾患として神経症やうつ病の他、統合失調症も有名です。統合失調症の初期症状として、不眠があらわれることが多くなっています。

統合失調症の症状

神経症は不安が、うつ病は気分の落ち込みなどが関係しますが、統合失調症は幻覚や妄想を見るのが特徴です。幻覚や妄想は陽性症状と呼ばれており、意欲を失う、活動的ではなくなってしまうという、うつ病のような状態に陥る陰性症状も見られます。

思春期の頃など若い年齢で発症する確率が高いものの、中年や高齢者でも発症する例が少なくなく、100人に1人が発症するともされていますので、意外にも統合失調症は身近な存在の精神疾患だといえるでしょう。

統合失調症の特徴

幻覚や妄想の症状が見られるようになると、不眠の症状も強まってしまいます。人が眠っているときには、レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返しています。

このうち、脳が深い眠りに入っているノンレム睡眠の時間が少なくなってしまい、脳がしっかりと休まっていないのが統合失調症の睡眠障害を引き起こすもとです。睡眠障害の中でも就寝時間中にすぐに目が覚めてしまう中途覚醒が目立つのが、統合失調症における不眠の特徴になります。

不眠との関係について

睡眠障害との関係として、統合失調症になると幻覚や妄想などの影響から混乱や錯乱状態に陥りやすく、常に緊張しながら日中を過ごさなければならなくなります。

緊張状態が眠る時間帯まで影響を及ぼし、熟睡できなくなってしまうのが原因ですが、意欲を失う陰性症状が出る人だと、逆に眠ってばかりいるようになります。