日本は極めて便利な国となっており、24時間社会が眠ることがないとも言われています。それゆえに多くの方の悩みとなっているのが不眠です。一度不眠に陥ると長期休暇でもない限り、仕事や勉強に大きく差し支えます。

睡眠不足はそれだけで様々な病気の遠因となり得ることにも注意が必要です。
人間の眠りはその内容から2種類に分かれており、それらが繰り返される形で眠りの状態が維持されます。

2種類の眠りのうち、脳があまり休んでいない眠りをレム睡眠と呼びます。脳が起きていることから人が夢を見るのはこの睡眠の時とされています。逆に脳も眠っている深い眠りをノンレム睡眠と呼びます。

これらの睡眠は常に同じ割合の時間で切り替わるのではなく、寝始めてからどの程度時間が経っているかによって変わります。眠り始めてから3時間くらいまではノンレム睡眠が優位となっています。

これは最も重要な部位である脳を最優先で休めるためです。人間の脳は最低でも3時間の眠りを必要としているので、ノンレム睡眠が3時間以上になることが大前提と言えます。

眠り始めて5時間以上経つとだんだんレム睡眠が優位となっていきます。起きる直前に夢を見ていた感覚になりやすいのはこのためです。こちらは脳よりも体を休ませる眠りです。

実は人間は脳以上に体の方が回復が遅いので、こちらの眠りも決して侮ることは出来ません。平日に眠れなかった分は休日に寝溜めするという方もいますが、人間の体は眠った分を翌日以上に持ち越すことは出来ません。

そのため、寝溜めは良い手段とは言えず、どちらかというと体力を回復させるために活動する時間を減らしていると言えます。しかし、平日と休日で起床時刻を変えることは眠りのサイクルを乱すことになります。

例えば日曜日に昼まで寝てしまうとその晩なかなか眠れず、爽やかな気分で月曜日を迎えにくくなります。一度狂ったサイクルを正常化させるのは容易ではないので、サイクルを乱したまま次の週へと突入というケースもあります。

ポイントは休日であっても平日と同じ時刻に起床することです。すると体に習慣が身につくので早めに眠れる可能性が高まります。